EPA大筋合意で署名 日モンゴル首脳会談

 【共同】安倍晋三首相は22日夕、モンゴルのエルベグドルジ大統領と官邸で会談し、経済連携協定(EPA)交渉で大筋合意した。会談後、協定発効に向けた国内手続きの早期実施を盛り込んだ共同声明に署名した。首相は集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定など安全保障政策の見直しを説明し、大統領は理解を示した。両首脳は北朝鮮を含む東アジア情勢についても意見交換した。

 モンゴルは親日国である一方、北朝鮮と国交がある。首相は経済や安全保障分野でモンゴルとの連携を強め、北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向けた協力も得たい考えだ。

 首相はEPAに関し「大統領のリーダーシップで大筋合意に至ったことは喜ばしい限りだ」と強調。大統領は「来年の早いうちに両国の国会で承認されることを期待している」と応じた。

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