スマートフォンを充電できるベンチ 〜 MIT発の新興企業がボストンに設置

 携帯電話を充電できる公共ベンチがボストン市内の公園に設置された。

 ワシントン・ポスト紙によると、「スーファ(Soofa)」と呼ばれるこのベンチは、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディア研究所から分離独立した新興企業チェンジング・エンバイロンメンツ(Changing Environments)が開発した。

 二つのUSBポートが付いたソーラー・パネル・ボックスが座面の一部に固定され、誰でも自由に利用できる。1台の価格は3000ドルで、今のところボストン市営公園内に4台、ボストンとケンブリッジ地区の大学内に4台、私設公園に2台あり、7月中にさらに2台が増設される。

 最初の10台のコストはシスコ・システムズが負担した。

 ベンチの太陽電池はほかの機能の電源にもなっており、各ベンチが計測および検知した天候や騒音、大気の清浄度といった情報がスーファのウェブサイト(soofa.co)に掲載されている。

 実際にそのベンチの準電機能を使ってみたボストン・コム社の従業員によると、アイフォーンを約10分で充電できたという。アイパッドの充電はまだできないが、新型ベンチではそれも可能になる。

 スーファはニューヨークやカリフォルニア州サンノゼにも近く設置される見通し。

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