最多の49球も内容は不本意 実戦形式に登板の田中将

 【共同】右肘を痛めて故障者リスト(DL)入りしている田中将大投手(25)が28日、遠征先のデトロイトで実戦形式の練習に登板した。故障後では最多となる49球を投げたが、制球がばらつき「とてもじゃないけど、こんな状態で(メジャーで)投げられるとは思っていない。復帰は近いものだとは思ってない」と不本意な様子だった。

 日本のシート打撃に相当する練習で3回を想定。イニングの間には休憩を挟み、捕手とサインを交換しながらカウントも取った。左右どちらかの打席に打者を立たせ、全ての球種を投じた。

 ジラルディ監督は「いい方向に進んでいる」と話し、今後は最低2度のリハビリ登板を予定しているとした。だが、田中将は「(2度の登板を終えても状態的に)無理なら、ノーとはっきり言わなければいけない」と、慎重に調整を進めていく意向を示した。

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