起きて5分以内にスマホ見る〜英ユーザーの3人に1人
- 2014年9月15日
- 米国ビジネス
英国のスマートフォン利用者110万人のうち、3分の1は目を覚まして5分以内にスマホを見るという調査結果を、コンサルティング大手デロイトが発表した。特に18〜24歳では、3分の2以上(67%)が15分以内に見ているという。
ウォールストリート・ジャーナルによると、調査は4000人を対象に行われた。最初にスマホを手に取って何をするかにもほぼ共通したパターンがあり、スマホを持っている人の多くはまずテキストメッセージを確認し(33%)、次にeメールを確認し(25%)、それから会員制交流サイト(SNS)に行く(14%)という。
「スマホ依存症」的な行動は一日中続く。成人の6人に1人は1日に50回以上スマホを見ており、18〜24歳では平均53回に上り、同グループの13%は100回を超える。これが65〜75歳になるとチェック数は1日平均13回になり、56%は10回に達しない。
デロイトの通信アナリスト、エド・マースデン氏は「携帯電話が中毒のようなものになっていることは明らか」と指摘した。同社のハイテク・アナリスト、ポール・リー氏はこれに、「常に安定したインターネット接続の需要が高まるだろう。それがわれわれが電話で行うことをますます重要にする」と付け加えた。
英国の数字は他の先進国ともよく似ている。英国のスマホ利用者は全体で1日平均33回スマホを見ており、ドイツとフランスではいずれも34回。イタリア人は39回見ている。欧州でスマホ普及率が85%と最高で、インスタント・メッセージを最も多く使うスペイン人は44回に上る(いずれもデロイト)。
英調査会社トルナ(Toluna)が今月行った調査によると、朝起きた時にスマホを見る割合は米国の利用者が65%、英国の利用者は70%となっている。調査は両国の利用者1000人を対象に実施された。
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