松山、初勝利にも不満 石川「慣れ」で向上

 【共同】米男子ゴルフツアーはジョージア州アトランタで14日まで行われたツアー選手権で、昨秋からのシーズンが終了した。本格参戦1季目の松山英樹は総合30位以内に限られる最終戦まで進出。2年目の石川遼は同72位で、125位までの来季出場権は余裕を持って確保した。

 松山は6月にメモリアル・トーナメントで初優勝した。10位以内に4度入り賞金283万ドル余り(約3億300万円)を獲得したが「満足できるシーズンではなかった。(優勝以降は)ショットもパットも良くなくなった」と振り返る。特に終盤はパットに苦戦し「いいストロークをしても入らない。なんでか分からない」といら立つ日々を送ったようで、2季目への課題を残した。

 昨季、下部ツアー転落の危機をしのいだ石川は、成績を大きく向上させた。2位を含めて1桁順位に3度入り、獲得賞金は76位の138万ドル余り。終盤戦のプレーには不満を残したものの、パットの不振は脱出し「去年はグリーンに手を焼いたが、少し慣れてきたのかな」と手応えを口にする。来季に向けては「精神のバランスを大事にして、余裕を持って臨みたい」と話した。

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