夢二、外遊中の2作を発見 ベルリンで駐在員に譲る
- 2014年9月16日
- 世界のニュース
【共同】竹久夢二美術館(東京都文京区)は16日、画家で詩人の竹久夢二(1884〜1934年)が48歳の時に外遊中のベルリンで現地の日本人駐在員に譲った二つの作品が見つかったと発表した。
2作は「欧州の少女」(縦51.7センチ、横39.7センチ)と「S子スケッチ」(縦41センチ、横29センチ)でどちらも記録がなく、タイトルは今回、同美術館が付けた。石川桂子学芸員は「知られていなかった外遊中の一端が明らかになった」と話している。
「欧州の少女」は、アルプスとみられる山並みを背景にヨーロッパ人風の少女がベンチに座る様子が墨や水彩で描かれている。夢二は1932年から33年にヨーロッパに滞在したが、描かれたような場所を訪れた記録はなく、想像で描いたとみられる。
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