投下武器の流出認める 手投げ弾や医薬品

 【共同】国防総省のウォーレン報道部長は22日の記者会見で、過激派「イスラム国」と戦う少数民族クルド人部隊を支援するため、シリア北部アインアルアラブ(クルド名コバニ)周辺で投下した武器など物資の一部がイスラム国に渡ったと認めた。

 イスラム国が入手したとされる物資には、小型の武器や手投げ弾、医薬品などが含まれていた。ウォーレン氏は「敵を利するほどの装備ではない」と述べ、イスラム国との戦いに影響はないと強調した。

 米中央軍は19日、空軍機から複数回にわたってアインアルアラブ周辺に計28の支援物資をパラシュートで投下。国防総省はこれまで、うち一つが目標をそれたため空爆で破壊したと説明していたが、ウォーレン氏は新たに別の一つが風に流され、イスラム国の手に渡ったことが分かったと明らかにした。

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