J&J、エボラ薬を治験へ〜1月から、100万人分超目指す

 医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は22日、エボラ出血熱のワクチン大量生産を目指し、効果や安全性を確認するための治験を2015年1月から始めると発表した。5月までに25万人分、15年中に100万人分以上のワクチン生産を目標にする。

 ブルームバーグ通信によると、治験は同社傘下のヤンセン(Janssen、オランダ)とデンマークのバイオ企業ババリアン・ノルディック(Bavarian Nordic)が共同で行う。すでに予備的な試験では有効性と安全性を確認しており、まず来年5月までに臨床試験用に25万人分のワクチン生産を目指す。

 J&Jのアレックス・ゴースキー会長兼最高経営責任者(CEO)は「われわれはワクチンの専門技術、製造能力、人員と資源を提供するため大急ぎで取り組んでいる」と話した。

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