パナソニック営業利益3500億円 車関連が好調、上方修正

 【共同】パナソニックは31日、2015年3月期連結決算の業績予想を上方修正し、本業のもうけを示す営業利益を当初の3100億円から3500億円に引き上げた。中期経営計画の目標を1年前倒しで達成する見通しだ。経営再建中のシャープが同日発表した14年9月中間決算は、純利益が47億円と中間期で4年ぶりの黒字となった。

 パナソニックは、戦略分野に位置づける自動車や住宅の関連事業が好調で、中間決算の営業利益が前年同期比20.7%増の1769億円に拡大。通期の純利益予想は1400億円から1750億円に上げた。

 一方、シャープの中間決算の営業利益は13.6%減の292億円と振るわず、本業の収益力回復でパナソニックとの格差が鮮明になってきた。

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