エボラ出血熱「超過敏」 隔離、敬遠…混乱続く

 【共同】エボラ出血熱に「超過敏」な米社会の混乱が続いている。西アフリカから戻った医療関係者の強制隔離措置をめぐる議論も収束しない。感染した男性医師が入院する病院関係者を敬遠する動きも明らかになってきた。発熱などの症状を示した感染者の体液に接触しなければ感染しないが、その知識が十分行き渡らず、必要以上に不安が広がる。

 西アフリカ・シエラレオネでの医療活動から戻り、メーン州の自宅で外出禁止になっている女性看護師ケイシ・ヒコックスさん(33)は30日、州の指示を無視してボーイフレンドと自転車で外出した。

 ニュージャージー州の病院内のテントに隔離され、その後自宅に移った。感染の兆候もなく、隔離は「非人道的」と訴える。米メディアはカナダ国境に近い人里離れた自宅まで追い掛け、行動を連日伝えている。

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