クアルコム、サーバー向けチップ市場に進出 〜 ARM設計でインテルらに挑戦

 スマートフォン向け半導体大手のクアルコム(Qualcomm)は、サーバー向け半導体市場に進出する計画を打ち出した。

 同社がサーバー用チップの生産に事業拡張するという憶測は業界内で以前からあったが、同社が19日にそれを初めて認めた。

 その結果、クアルコムはインテル(Intel)やAMD(Advanced Micro Devices)といった先行大手との競争に挑むことになる。

 クアルコムは、どのような仕様のチップをいくらでいつ出荷するかについては明言を避けている。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、クアルコムは英ARMからライセンスすることによってARMのプロセッサー技術を採用し、サーバー向けのチップを開発する。

 ARM設計基盤のプロセッサーは一般に、スマートフォンとタブレットに搭載される省電力型だが、昨今ではいくつかのチップ・メーカーがARM設計の省電力性をサーバー向けチップに応用している。

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