3億4500万ユーロ賠償求め提訴 独銀行がF1界実力者

 【共同】ドイツの銀行大手バイエルン州立銀行は19日、同行幹部に賄賂を贈って自動車のF1運営会社関連株を不当に安い価格で売却させたとして、F1界の最高実力者バーニー・エクレストン氏(84)らに約3億4500万ユーロ(約500億円)の損害賠償を求めてミュンヘン地裁に提訴したことを明らかにした。ドイツメディアが報じた。

 バイエルン州立銀行は、エクレストン氏が同行幹部に4000万ドル(約48億円)超の賄賂を贈り、同行幹部が2005〜06年、同行保有の関連株をエクレストン氏と協力関係にある投資会社に不当に安く売ったと主張。

 エクレストン氏がこの株取引を通じ、F1界への影響力を保持したとしている。

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