安全システム、数年で50%成長へ〜デルファイ新CEOが予測

 デルファイ・オートモーティブは、最新型車両安全システムの売上高が今後数年間、年50%の割合で伸びると予測している。伝統的な機械部品の製造からソフトウェアで動く車両システム設計へという、大手サプライヤーに共通するシフトを反映している。

 ロイター通信によると、最先端の安全システムには、衝突回避技術のほか、ブレーキやハンドルの半自動管理などが含まれる。新規事業の顧客は欧州と北米の自動車メーカーで、レーダーや視覚センサーの供給契約も交わされている。

 3月1日にデルファイの最高経営責任者(CEO)に就任するケビン・クラーク氏によると、これらの「アクティブ・セーフティー」事業は、2015年の売上高が前年比50%増の2億4000万ドル前後となりそう。事業構成比はわずかだが、数年にわたって売り上げと利益の主要な成長要因になるという。専門家は、大手メーカーとの契約によって同社の15年の利益率は前年の3倍に伸びる可能性があるとみている。

 デルファイ全体の14年第4四半期の利益率は、前年同期の11.3%から12.5%に上昇した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る