レンズ、再利用可能なロボット用ソフトを開発 〜 工場機械の自動化を簡便化

 動作制御技術企業のレンズ(Lenze、マサチューセッツ州拠点)は、同社の機械自動化と制御設計用FASTアプリケーション・ツールボックス向けに、標準仕様の再利用可能ロボット工学ソフトウェア・モジュールの提供を開始した。

 新モジュールの投入は、自動化分野の最近の注目技術である機械設計構築ブロック(machine-design building block)とロボティクス工学の二つを橋渡しする試みといえる。

 オートメーション・ワールド誌によると、新モジュールは、特定の素材処理業務用にカスタマイズされた機械に、キネマティクス(運動学)的要素の統合を可能にするもの。

 新モジュールによって、自動化システム全体へのロボットの統合と、ロボット制御を簡便化できる。

 ソフトウェア・モジュールの需要は今後も増加が予想される。米自動車業界は、過去1年間にロボット関連の発注を45%増やしている。

 レンズによると、新モジュールを使えば、ロボットに関する専門知識がない従業員でも、ロボットを簡単にプログムし、動作をカスタマイズできる。

 レンズは、すべてのFAST技術モデル用に「レンズPLCデザイナー(Lenze PLC Designer)」向け試験用視覚化システムを提供している。

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