短・中距離弾も核搭載不能 米国務省が公式見解

 【共同】米国務省当局者は21日、北朝鮮が開発中の大陸間弾道ミサイル(ICBM)だけでなく、実戦配備済みの短・中距離の弾道ミサイルについても、核兵器を搭載できる段階には至っていないとの公式見解を明らかにした。

 北朝鮮は弾道ミサイルに搭載できるまで核兵器を小型化したと主張している。米専門家の間でも、北朝鮮が少なくとも中距離弾道ミサイル「ノドン」用の核弾頭を保有しているとの見方が広まりつつあるが、これを全面的に否定した形だ。

 北朝鮮による核兵器の小型化をめぐり、同省は20日「ICBMに搭載できることを実証したことはない」と説明。韓国を射程に収める短距離の「スカッド」や、日本のほぼ全土に届くノドンについての見解は明確になっていなかった。

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