オークラ本館が有終の美 建て替えで最終営業日

 【共同】半世紀以上にわたり、日本の伝統美とモダンさを凝らした造りで国内外の人々をもてなしてきた「ホテルオークラ東京」(東京都港区)の本館が31日、老朽化による建て替えのため、最後の営業日を迎えた。2020年東京五輪の前年となる19年に新たな姿で営業を再開する。

 ロビーではこの日、趣のある雰囲気との別れを惜しむ多くの人たちが姿を見せた。ホテル側はバイオリンやチェロによる記念の「フィナーレコンサート」を催し、利用客への感謝の気持ちを示した。

 本館は、前回の東京五輪開催を2年後に控えた1962年に開業した。創業者の大倉喜七郎が掲げた「世界に通用する本物で、欧米の模倣ではなく日本の特色を出したホテル」の理想のもと、建築家の谷口吉郎らが設計した。

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