自動運転車、20年までに商用化へ〜最新機能の登場で弾み

 自動運転車の商用化が、一連の最新技術の登場で2020年までに実現する公算が高まった。

 オートモーティブ・ニューズによると、メルセデスベンツや日産などの自動車メーカーは、ハイテク企業グーグルがセンサーとソフトウェアを駆使した車両で世界を驚かせた10年以降、自動運転車の開発に並々ならぬ意欲を示してきた。

 北米コンチネンタルのステファン・リンケンバッファ氏は、「画期的な出来事はDEMによってもたらされる」とコメント。「どの社からも自動運転技術を20年に商用化できるよう用意を求めてきているので、技術このタイムフレームで当社のロードマップ上にあるのは明確」と語った。

 メルセデスは既に、14年型「Sクラス」に渋滞時の自動運転機能を採用した。親会社のダイムラーで自動運転車プログラムを指揮するラルフ・ヘアトヴィッチ氏はシンポジウムで、ダイムラーの「Car2go」などカーシェアリングサービスの利用者にも狙いを定めていると述べた。

 コンチネンタルのもとへは既に、16年モデルに搭載される渋滞支援機能の注文が殺到しているという。

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