環境に優しい素材増やします〜ハネウェル、9億ドル投資へ
- 2014年9月17日
- 米国ビジネス
航空宇宙、電子制御システム大手の多国籍企業ハネウェル・インターナショナル(ニュージャージー州)は16日、より環境に優しい冷媒や断熱素材、溶剤、エアゾールの研究・開発(R&D)と生産拡張を目的に、取引業者と合わせて9億ドルの投資を行うと発表した。
ウォールストリート・ジャーナルによると、環境対応投資には、昨年発表したルイジアナ州ガイスマーの自動車用冷媒プラントの建設費3億ドルが含まれる。同プラントは2016年に全稼働の予定。
ハネウェルは、地球温暖化ガスの削減と省エネ、連邦の新しい環境規制への対応に貢献する製品の生産でもこれまでに約3億5000万ドルを投資しているという。
近年、空調機器や自動車などの冷媒ではハイドロフルオロカーボン(HFC)が使われるようになったが、塩素を含まずオゾン層を破壊しない半面、フロンと同等の強い温室効果をもたらす。ハネウェルはそれに代わる冷媒として、温暖化への影響は二酸化炭素(CO2)と同等かそれ以下のハイドロフルオロオレフィン(HFO)を作っている。
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