謎のテロ組織、ホラサン アルカイダ指導者直系か

 【共同】米軍がシリア空爆で攻撃対象とするグループ「ホラサン」に注目が集まっている。過激派「イスラム国」に「並ぶほど危険」(クラッパー米国家情報長官)と指摘されるが、実態は謎のままだ。国際テロ組織アルカイダから派生したとされる一方、アルカイダ指導者ザワヒリ容疑者の「直系」組織との見方も根強い。

 BBC放送によると、ホラサンは、アフガニスタンやパキスタンで経験を積んだ戦闘員約50人で構成されているもようだ。ザワヒリ容疑者がシリアに送り込み、欧米でのテロを実行するため新型爆弾の開発や外国人の勧誘を進めていたとされる。

 グループを率いるのはクウェート人のムハシン・ファダリ指導者(33)とみられる。ザワヒリ容疑者の「右腕」(クウェート紙)で、米国が700万ドル(約7億6000万円)の懸賞金をかけ、行方を追っていた。空爆で死亡情報が流れたが、米政府は確認していない。

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