東京、世界一への道険しく 交通・居住環境がネック

 【共同】森記念財団(東京)が毎年発表している世界都市総合力ランキングで、東京が4位から抜け出せずにいる。住宅にかけるコストが高いなど、住みにくさや交通アクセスの悪さがネックになっているためだが、調査を念頭に「世界一の都市」を公約に掲げる舛添要一都知事は「何としてでも順位を上げ、ロンドンを抜いて世界一になりたい」と意気込む。

 ランキングは経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野を点数化し、世界主要40都市を評価。日本は東京のほか、大阪と福岡が対象で、国や都の政策評価としても活用されている。東京は調査が始まった2008年から7年連続で順位は変わっていない。

 財団が9日に発表した14年の総合力ランキングでは、東京は1276.1点で、1位のロンドン(1485.8点)とは200点以上離された。182.5点差だった昨年と比べて差は広がった。

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