日航、スカイマークが提携交渉 羽田便の共同運航を検討

 【共同】日本航空とスカイマークは21日、業務提携に向け交渉していると発表した。羽田発着のスカイマーク便に日航の便名を付けて一部座席を販売する共同運航などを検討している。資本提携は考えていない。

 ただ、公的資金を投入して再生を果たした日航が、業績不振のスカイマークを事実上支援することに国土交通省が難色を示している。羽田発着の国内線の共同運航には国交省の認可が必要で、実現には難航も予想される。

 日航はスカイマークの持つ羽田―神戸線などを現在運航しておらず、顧客の利便性向上につながる。スカイマークは空いている座席を日航が買い取ることで収益を向上させられる。6月にスカイマークが導入した欧州航空機大手エアバスの中型機「A330」などが対象となる予定だ。

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