タイヤが空気圧や走行距離を監視〜ブリヂストン、グッドイヤー

 空気圧や走行距離を監視するタイヤの開発競争が激化している。

 オートモーティブ・ニューズによると、ブリヂストンはBMWの新EV「i」シリーズに「ologic(オロジック)」技術の供給を開始した。

 オロジックは幅が狭い大径タイヤであるため、1度の回転による距離が延びると同時に、接地面や空気抵抗が低減されて燃費の改善に貢献するのが特長。「i3」や「i8」といったEVが、1度の充電で走行距離を拡張できるよう後押しするのが開発のコンセプトだった。

 一方、競合のグッドイヤーは異なるアプローチで燃費の改善に注力している。北米技術部門を統括するスティーブ・ローウェーダー氏によると、「air maintenance(空気圧維持)」タイヤ・システムは、継続的に空気圧を監視し、内蔵されている自動ポンプ装置で適切な水準に保つ。

 コンシューマー・リポーツ誌のジーン・ピーターセン氏は、「空気圧が正しくないまま走行すれば、転がり抵抗を削減する自動車メーカーの様々な努力が台無しになる」として、グッドイヤーのタイヤ空気注入ソリューションを評価した。

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