SUV工場の改良に14億ドル〜GM、テキサスで大型投資
- 2015年7月22日
- 自動車関連
ゼネラル・モーターズ(GM)は、14億ドルを投じてテキサス州アーリントンにあるスポーツ多目的車(SUV)工場を改良する。
AP通信によると、GMの国内工場への投資額としては今年最大規模。GMはフルサイズSUVの需要急増に対処し、組み立てラインの改良と同時に塗装や車体工場の増設などを行う。
創業60年の同工場では、時給労働者約3800人が3交代でシボレー「タホ」と「サバーバン」、GMC「ユーコン」、キャデラック「エスカレード」を生産し、過去2年間フル稼働が続いている。GMによると改良には約3年かかるが、現行の生産計画に影響はない。
調査会社オートデータによると、GM製フルサイズSUVの2015年上半期販売は、11万1000台超と前年同期比が10%を上回った。ガソリン安を背景に消費者の好みが乗用車からSUVに戻っている。
フルサイズSUVはGM車の中でも最も利ざやが大きく、専門家によるとGMは1台当たりで1万ドル以上の利益を出している。最も高級なエスカレードの場合、オプションを合わせると価格が9万ドルを超える。
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